東京事変のベーシストでもおなじみの亀田誠治さん、これまでにプロデュースしたアーティストの数がハンパないと話題になっています。
また、愛用のベースや使用機材についてもこだわりがあるようで気になります。
今回は亀田誠治さんのプロデュース遍歴、愛用ベースや使用機材について詳しく調査していきたいと思います!
亀田誠治のベースはフェンダー!
「フェンダー」は、エレキベースの代名詞とも言われるメーカーであり、ベースを始めるにあたってまずはフェンダーから選ぶ人も多いと思います。
亀田誠治さんも、フェンダーのベースを複数使用しており、以下にご紹介します。
フェンダー・ジャズベース(66年製)
1985年、亀田誠治さんが20歳の時にローンを組んで手に入れたベースがこのジャズベースです。
亀田誠治さんと言えばジャズベースを思い浮かべる人も多いと思いますが、亀田誠治さん自身もこのジャズベースのことを「本妻」と呼んでいるほど長きにわたってご愛用しています。
実際、亀田誠治さんの音楽活動の要となる一本で、亀田誠治さんがベーシストとしてバンドに参加される場合、7割以上はジャズベースを弾いています。
フェンダー・プレシジョン(60年製)
亀田誠治さんはフェンダー・ジャズベースのサブ的存在としてプレシジョンを使用しています。
東京事変においては、アルバム「大人-アダルト-」の収録曲「修羅場 adult ver.」や
「大発見」の収録曲「21世紀宇宙の子」などでも使われており、ライブで見かけることも多いです。
フェンダー・ムスタングベース
東京事変では、美空ひばりさんのカバー曲「車屋さん」や4thシングル「OSCA」などのPVでムスタングベースは使用されています。
しかし、亀田誠治さんの自宅でテレビを見ながら弾くベースとしても活躍しているとのことで、プライベート用ベースとしてもご使用しているようです。
亀田誠治のベースはYAMAHAもあった
日本が世界に誇るエレキベースメーカー・YAMAHA。
初心者からプロミュージシャンまで幅広い層から愛されているYAMAHAのベースですが、亀田誠治さんも高校生時代からご愛用されています。
以下に、亀田誠治さん愛用のYAMAHAベースをご紹介します。
YAMAHA BB-2000
亀田誠治さんが高校の入学祝とお年玉をかき集めて購入したベースが、このYAMAHA BB-2000になります。
テレビの歌番組で、サザンオールスターズのベーシスト・関口和之さんが弾いているのを見て「かっこいい!」と憧れを抱いたベースなんだそうです。
フレットを抜いてフレットレスに改造されており、以前にインタビューで「自分のベースプレイを形成してくれた一本」と紹介していました。
今でも現役でライブに登場する亀田誠治さん所有のベースの中では、最も古いベースとなっています。
YAMAHA BB-2024カメダ・エディション
2010年3月26日の「東京事変 live tour 2010 ウルトラC」の初日に登場したこのYAMAHA BB-2024カメダ・エディション。
当時、腱鞘炎を患っていた亀田誠治さんが、より軽くて弾きやすいベースを求め、ヤマハと共同開発したモデルになります。
開発までにヤマハの担当者と協議を重ね、亀田誠治さんの機材に合わせたピックアップの出力を抑えるような調整なども施されています。
YAMAHA SLB-100
弓弾きもしやすく、よりコントラバスに近いエレクトリックアップライトベースのYAMAHA SLB-100。
亀田誠治さんはエレキベースをメインで弾いていますが、ライブやレコーディングなどではアップライトベースを使用しています。
東京事変のアルバム「大人」のライブ映像では、YAMAHA SLB-100をカッコよく演奏する亀田誠治さんの姿を確認することができます。
亀田誠治のベース一挙公開!
フェンダー、YAMAHA以外にも多数のベースを所有されている亀田誠治さんですが、以下に代表的なものをご紹介します。
リッケンバッカー
亀田誠治さんは、中学3年生で初めてのベースを手に入れますが、それがリッケンバッカーのコピーモデルでした。
リッケンバッカーを選んだ理由としては、ポール・マッカートニーやイーグルスのランディ・マイズナーが弾いている印象が強かったからだそうです。
椎名林檎さんのプロデュース時代には、ライブでも時々使用していました。
ムーン
ムーンのJJシリーズは、フェンダーのジャズベースを元に設計され、ベース本体に「プリアンプ」を内蔵しているアクティブベースになります。
亀田誠治さんは、ご自分のムーンのことを、「アクティブベースの正妻」とも呼んでおり、平井堅さんの「告白」や、椎名林檎さんの「虚言症」などで使用されています。
ヘフナー
亀田誠治さんが敬愛するポールマッカトニーの愛用モデルとしても有名なヘフナーは、バイオリン型のベースです。
亀田誠治さんは30歳の時に知人からヘフナーを購入しており、「かわいい抱き心地で、繊細な赤ちゃんのよう」と表現していました。
亀田誠治の使用しているエフェクターは?
亀田誠治さんのベースの特徴と言えば、やはり「歪み」。
椎名林檎さん・東京事変の楽曲中で、とにかくあの亀田才治さん独特の太くて歪んだベースラインが印象的でカッコいいです!
亀田誠治さんはどのようなエフェクター機材を使用し、あの歪んだベースラインを生み出しているのでしょうか?
亀田誠治さんのエフェクターは、Voodoo-Bassという機材を長年ご使用しています。
椎名林檎さんのプロデュース開始からこれまでのレコーディングにおいて、ほぼ毎回このエフェクターを使っているとのことです。
ライブではこのVoodoo-Bassを二台直列につなぐ機材セッティングが基本となっているようです。
亀田誠治さんはVoodoo-Bassを日本において普及させた第一人者として、国内初のコラボモデル「VooDoo-Bass KAMEDA CLASSIC」が開発されています。
亀田誠治の主なプロデュース作品は?
亀田誠治さんは、日本を代表する音楽プロデューサーとして、J-POP界において数々の素晴らしい功績を残しており、プロデュースしたアーティストの数は、300組にも上ると言われています。
その中でも代表的なアーティストといえば、やはり椎名林檎さんでしょう。
椎名林檎さんも「師匠」と呼ぶほど亀田誠治さんに信頼を寄せており、ソロデビューから東京事変に至るまで数々のヒット作をプロデュースしてきました。
また、亀田誠治さん自身が長年ファンであったロックバンド・スピッツとは、10thアルバム「三日月ロック」よりプロデューサーとして参加するようになりました。
その他にも、平井堅さん、MISIAさん、いきものがかり、石川さゆりさん、GLAYなど、ジャンルの垣根を飛び越え、様々な楽曲をプロデュースしてきました。
そんな亀田誠治さんの功績が称えられ、2007年と2015年に日本レコード大賞・編曲賞を受賞されています。
亀田誠治さんの、純粋な一音楽ファンとしての懐の深さが、多くのアーティストを惹きつける要因となっているのでしょうね。
亀田誠治のプロデュース能力の秘密は両親?
これまで数多くのアーティストから絶対的な信頼を寄せられ、ヒット作を生み出してきた亀田誠治さん。
そのプロデューサーとしての類まれな才能は、亀田誠治さんの育ってきた環境に秘密があるのかもしれません。
亀田誠治さんが音楽に興味を持ちミュージシャンを志すようになったのは、アメリカでの生活経験もあったお母さんの存在が大きいようです。
お母さんが大の音楽好きであったことから、部屋のステレオからはクラシックからロックまでジャンルを問わず、一日中音楽が流れている状態だったとのことです。
教育にも熱心だったお母さんは、ピアノやギターなど亀田誠治さんが興味を持つことは何でも好きなようにやらせてくれていました。
また、亀田誠治さんはインタビューで、ご両親からは「褒められる教育」を受けて育ったと語っています。
洋楽のラジオ番組が大好きだった亀田誠治さん、学生時代にはご自分の部屋のクローゼットを勝手に改造してDJブースを作ってしまいます。
それを見たお母さんは怒ることはせず、逆に「それ凄いね!」と手作りDJブースを絶賛してくれました。
大学在学中、就職活動を行わず音楽業界を目指していた亀田誠治さんですが、お父さんにはかなり怒られてしまいます。
しかし、あるイベントのバックバンドでベースを演奏する息子の姿を見てお父さんは、「今日の舞台は素晴らしかったが、ベースが何の役割を果たしているのかわからない。明日からギターにしなさい。」といった内容の手紙を亀田誠治さんに渡したことがありました。
息子の将来を思い言葉では亀田誠治さんを叱りながらも、やはりお父さんも亀田誠治さんの夢をこっそり応援していたようですね。
このご両親の「褒めながら本人のやる気を後押しする」教育が、アーティストと真剣に向き合いながらその個性を最大限に引き出していく、敏腕音楽プロデューサー・亀田誠治さんのルーツとなっているのかもしれません。
亀田誠治のベース・使用機材は?プロデュースした数がやばい!まとめ
以上、亀田誠治さんのプロデュース遍歴、使用しているベースや機材について詳しく調査してみました。
亀田誠治さんはベーシストとしても音楽プロデューサーとしても、もはや日本の歌謡界には欠かせない唯一無二の存在で、誰しも聞いたことのある様々なヒット曲を世に送り出し続けています。
2020年には活動休止していた東京事変の「再生」活動も始まり、今後も亀田誠治さんの活躍から目が離せませんね!